パグってどんな犬?【 パグ・ブリーダーズ 】

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パグってどんな犬?

パグの魅力

パグ握りこぶしのような丸い頭に、クシャっと中心に集まった目と鼻。

決して美しい顔とは言えませんが、なんとも愛嬌たっぷりで独特の
味がある顔です。(ブサかわいいと言うそうです。)

大きくクリクリした丸い目が、生き生きとした表情を作り出し、声を
掛けると、まるで「え、何?」とでもいうように、首を左右にかしげて、
一生懸命聞こうとしてくれます。

そんな姿はまるで人間のようで、とってもかわいらしいですよね。

パグは従順で、無駄吠えが少なく、手入れが楽な犬種です。

また、大きさも手ごろな小型犬ですので、日本では昔から人気が高く、
根強いファンが存在している犬種です。(一度飼うと病みつきになるそうです。)

近年、同じ鼻ペチャ犬として、フレンチ・ブルドッグの人気が高まってきましたが、
元祖クシャ顔と言えば、やはりパグといえるでしょう。


パグの歴史


パグの原産国は中国とされていますが、その起源など詳しいことはわかっていません。

ペキニーズやシーズー、狆など、アジア原産の鼻ペチャのクシャ顔を特徴とする犬たちと、
密接な関係があるのでは?と考えられていますが、実際には何もわかっていないのです。

パグの歴史として伝えられているのは、15世紀にヨーロッパに渡ってからになります。
最初にオランダに渡ってきて、その後、設立された東インド会社を通じて、
フランス・ドイツ・イタリア・イギリス・ロシアなどの各国に広まっていきました。

そしてパグは、ヨーロッパの上流階級の人々に大変な人気を誇ることになります。

ナポレオンとその妻ジョセフィーヌがパグを飼っていたことは、有名な話です。

また、イギリスのウィリアム3世やロシアのエカテリーナ2世王妃など、
歴史上の有名な貴族たちもパグの愛好家でした。

当時の絵画や美術品などのアンティークの中にもパグの姿が、数多く残されています。

パグは、中国では「パークゥ(いびきをかいて寝る王様)」、
ドイツなどのゲルマン系の国では「モプス(しかめっ面)」、
フランスでは「カーリン」、
ラテン系の国では「パグナス(握りこぶし)」など、
その国々によって、違う呼び名で呼ばれています。

それぞれの国が、自分たちの言葉でパグに呼び名をつけているということは、
それだけ愛されている犬種であるということの証明でしょう。

パグの特徴


●パグのスタンダード

パグ犬のスタンダードとは、犬の純潔性を守るためその犬の理想の
形態や気質などを細かく定めたものです。

多くのブリーダーたちは、そのスタンダードに書かれた
「パグ」を目指して、日々努力を重ねています。

まだドッグショーで活躍する犬達も、どれだけスタンダードに近い
のかを競い合い、一定の結果を出した犬がCH(チャンピオン犬)
として認められます。

ここでは、JKC(ジャパンケンネルクラブ)が定めるスタンダードから
パグの特徴を、わかりやすく簡単にまとめてみたいと思います。

1.一般外貌

まず、全体的な体のバランスとして、次のような記述がされています。

・明らかにスクエアで、コビーで、「入れ物は小さくても内容は豊富」である体躯は
コンパクトで、引き締まったプロポーションで、筋肉は堅く、決して脚が短かったり、
痩せていたり、長く見えたりしてはならない。

コビーとは、「脚が短く、胴も短い、頑丈な乗用馬のような」という意味です。
体はコンパクトでありながらも、しっかりと頑丈でなくてはならないということが強調されています。

2.習性/性格

パグが世界中の人々から愛された理由の1つに、その性格の良さがあげられます。
スタンダードでも、その愛らしい性格について記述されています。

・かなりの愛嬌があり、威厳と理解力がある。
・安定した性格で、愉快で、活発な性格である。

3.頭部

パグの特徴と言えばやっぱり頭部でしょう。
丸い頭部に、くしゃくしゃの顔。大きくてクリクリの丸い目に、つぶれた鼻。
パグの特徴を示す数々のパーツが集まっている部分と言えます。

そんな頭部について、スタンダードには次のように記述されています。

・比較的大きく、ボディと均衡が取れており、大きく、丸いが、アップル・ヘッドではない。


◎頭蓋(スカル)
・窪みは全くない。皺は明瞭であるが、過度ではない。

顔の皺(しわ)も、パグの大きな特徴の1つです。
その形状は、深く、はっきり明瞭なのが望ましいとされています。
できるだけ左右対称で、バランスが取れていることも大切と言われています。

◎ マズル(目の付け根から鼻の先までの口先の部分)
・比較的短く、ずんぐりしており、スクエアであるが、上向きではない。
鼻の上の皺は、決して目や鼻に不利な影響を与えたり、見えにくくしたりしてはならない。

◎ 顎(あご)/歯
・僅かにアンダーショットである。
・ライ・マウスや、歯や舌の見えているのは極めて好ましくなく、
 重いペナルティーを課されるべきである。
・下顎は幅広で、切歯はほぼ一直線に生えている。

アンダーショットというのは、歯のかみ合わせにおいて、下あごの歯が、
上あご歯より前に位置しているということです。(人間と反対ということ。)

◎ 目
・ダークで、比較的大きく、球状である。
・優しく、熱心な表情で、たいへん輝きがあり、興奮している時にはきらきらと輝く。
・決して突出していたり、過度であったり、真っ直ぐ前を向いているときに白目が見えたりはしない。
・明らかな目の異常はない。

◎ 耳
・薄く、小さく、黒いベルベットのように柔らかである。
・ 2種類の形があり、小さなドロップ・イヤーが折り重なり、後ろに折れて耳朶が見える
 「ローズ・イヤー」と、耳朶が前方に折れ、先端が開口部を覆うようにスカルに沿って垂れ、
 目の方を指している「ボタン・イヤー」である。後者の方が好ましい。

4.尻尾(シッポ)

クルンと巻いた尻尾は、パグの愛らしい特徴の一つですね。
その尻尾について、スタンダードでは次のように記述されています。

・(ツイスト):尾付きは高く、尻の上にできるだけカールしている。
・ダブル・カールがたいへん好ましい。

5.カラー(毛色)

パグのカラーについては次のように記述されています。

シルバー、アプリコット、フォーン、ブラックである。
・どの毛色もたいへん明瞭で、トレース(後頭部から尾にかけてのブラックのライン)や
 マスクとのコントラストもはっきりしている。
・マーキングは明瞭である。
・マズルやマスク、耳、頬の上のほくろ、サム・マークや前頭部のダイヤモンド、
 トレースは黒いほど良い。

日本において、一番多く見られるのがフォーンで、その次がブラックです。
ブラックのパグは、通称「黒パグ」として、親しまれています。

6.サイズ(体の大きさ)

スタンダードでは、理想体重は6.3kg~8.1kgと定められています。
一般的にメスのほうが軽く、オスのほうが体も大きく、体重も重いようです。

スタンダードの規定は体重のみですが、やはり頭部とのバランスが重要で、
頭部が小さく見えるほど大柄なボディはよくありません。

また逆に、細くて華奢なボディもパグとしての特徴からは逸脱してしまいます。
頭部に対して小さめのボディでありながらも、がっちりとしっかりした体つきであることが重要です。

いろいろ見てきましたが、スタンダードからはずれている場合でも、
それはその子の個性であるといえますので、愛情をたくさん注いで育ててあげてくださいね。

ペットとして愛情を注いで飼う分には、スタンダードなんて関係ないですからね(*^^*)


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